マンハッタンの怪人

マンハッタンの怪人

どっかの同人作家がてけとーに考えて思いつけるようなネタで、かの名作の続編を名乗るとは片腹痛いってカンジですか。ていうか、今際の懺悔で人様の秘密を洗いざらいゲロってすっきり昇天するようなひとはマダム・ジリーではない。墓場まで持っていくでしょう彼女なら!それか、秘密を漏らすならせめてメグに。どうしてなんも知らない第三者にそんな手紙を託すのですかマダム。いや、もうマダムとは認めないのだった。ほんとにさ。作者フレデリックの弁解があとがき代わりに掲載されてるけど、247p15行目中盤以降の意見には賛同できませんよ?
ほかにもツッコミどころはとにかく満載なんですが、ひとつだけ評価するならば登場人物が章ごとに一人称で語るというスタイルが面白かったことでしょうか。