涙もろいものですから
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: DVD
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役者陣、演出、その他もろもろ大変よろしいドラマでした。ただしストーリーの一部を除く。(竜馬どんを斬ったのははじめちゃんではなーい)
なかいさんすげー。なにあの流暢な南部弁。本当に東京出身なんですか実は青森生まれとかじゃあ。故郷と家族を語るにこやかな顔と金のためならなりふり構わない吝嗇家の顔と義のために凛として生きる顔と、まったく違和感なく人間の中にあるさまを演じ切る彼のちからを思い知りました。武田信玄から早17年、45歳のいわゆる脂の乗り切ったときですな。兄上これからもがんばってください!
さとうさんのはじめちゃんは確かにさとうさんの、でした。ひとを斬っていないと禁断症状出ちゃいそうな感じの、でも完全に正気を手放せない、温もりにすがっていたいこころも持ち合わせている不器用な男。それに添っているぬい役のなかたにミキさんも好演。南部から島原に売られて彼に落籍された役どころなので、小粋ながらもどこかおぼこい女性なんですが、都都逸を口ずさみつつ人目を忍んで彼を待つところなんてもうカワイー!時代劇似合いますねえ。そういえばNHK正月スペシャル『聖徳太子』にも出てらしたんでした(刀自古郎女)同い年ですかそうですかすいません(なんとなく)
堺おきたは噂どおり真っ黒だったので非常に満足。あのニヤニヤ笑いがここまで黒く見えるとは…!いくさ場はもちろん切腹の場だろうが宴の席だろうがいつも心底楽しそうなのがポイント。
大野千秋役で、きさんた君がいたのが嬉しかったです。彼も好演。千秋の父役のみやけゆうじさんも好演と言いたいところなんですが彼は顔そのものが喜劇系なので(すりこみって怖いよ?)出てくるたび笑う準備をしたくなる、というか。いやホント良い役なんですけど。
総括。役者と家族愛を楽しむには最高ですが組!ファンとして受け付けない部分はスルーしました。というか里心ついたのでこれから組!を見ようかと(笑)